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NO.0702 季節のお手入れー“温”ケアー

秋のような気温と梅雨のような湿度、日差しの少ない日が続いています。ただ、
あまりにも急に気温が下がってしまいましたので、風邪をひいてしまった方も
多いのではないかと思います。そんな中、昨日はまた急に気温が上がり30℃
を超えました。体にも肌にもすごいストレスです。近頃、お肌の相談のお客様
にも皮膚表面が乾いて固くなっている方が増えてきました。ただし、何人かし
っかりスキンケアをしている方のお肌に触れてみると、内面からの保湿力が感
じられます。やはりスキンケアの大切さ、改めて感じますね!

さて今回、秋に向かってのケアはもちろん大切ですが、肌力アップという意味
で“温”というポイントを挙げ、勉強してみましょう。“温(オン)”とは、
温かい、暖か、温めるという意味です。とても優しさを感じる響きですが、さ
て皆さんは今年の夏、ご自分の肌や身体を気づかってあげましたでしょうか!
冷房はどうでしたか?食事はどうでしたか?夏はどうしても身体を冷やすこと
で気分がスッキリする季節です。冷房の中で冷たい飲み物をたくさん摂ったり、
汗を掻くからとスキンケアをすっかりさぼってしまったり、夜もつい暑苦しく
て、冷房をかけて寝てしまうこともあったかもしれません。このように夏の暑
さに負けてしまい、とにかく冷やしてしまうことにより皮膚の表面はもちろん
ですが、内臓が冷えてしまうのです。そしてこの内臓の冷えが老化の元と考え
てよいほど基礎代謝を悪くしてしまいます。更に内臓の冷えは皮膚表面に冷え
を感じないことが多く、自覚がないことが多くあります。特に夏の間は全く自
覚がない方が多いようです。肌に出るシグナルとしては、むくみやすい色白の
方は“メラニン色素とたるみ”が出やすくなり、痩せ型胃腸弱の方は“シワ”
が出やすくなります。そしてストレスの強い方は“くすみと目の下のくま”が
出やすくなります。いかがでしょう?身近な皮膚トラブルに結びついてしまい
ますね!それぞれのタイプには重複した体質の方もいて、人より“老けて見え
る”タイプの方はこの内臓の冷えの方が多いのです。
チェックポイントとしては、
・平熱が36度3分以下
・ビールなど冷たいものがやめられない
・風邪をひきやすい
・入浴はいつもシャワーで済ませる
・髪を乾かさないで寝ることがある
・低血圧
・貧血
・朝食を抜く
これらの中で3つ以上チェックが入れば内臓の冷えが起こっていると考えてく
ださい。その上で時々お腹がキューと痛くなったり、胃のあたりがポチャポチ
ャした感じがしていたら要注意です。

さてそこで、秋に向けて内臓の冷えを起こしている方のスキンケアはどうしま
しょう?ということになりますが、先ずは“温”です。これがキーワードにな
ります。先ず外面のスキンケアでは軽いマッサージを始めてみましょう。入浴
時は湯船に浸かり汗を掻いて、入浴後化粧水で整えたら、夏の間あまり使わな
かった乳液、または一番良いのはクリームです。いつもの3倍程とって力を入
れずに全体に延ばします。目の下は目頭からこめかみまで外側に軽く持ってい
って10回、全体に力を入れずなじませて1分間軽くマッサージをした後、ラ
ップを鼻部分を開けて軽く乗せておきます。テレビでも見ながら5~6分、ジ
ワーッと温まったところでラップをはがし、蒸しタオルで押え拭きして下さい。
擦らないのがポイントです。その後もう一度化粧水~順番に、丁寧にハンドプ
ッシュするように乗せてみてください!手軽にできる“温クリームパック”で
す!翌日には肌がしっとり落ち着いていると思います。湿度が高いと化粧崩れ
を感じる方もいらっしゃると思いますが、透明感が出ますので肌がきれいに見
えるはずです。秋風を感じたらこのケアを週二回夜にとり入れていただくと、
肌は“温”を感じて代謝がよくなってきます。そして食生活も考え、冷やさな
いようにしましょう。最後に私もいつも反省していますが、夜早く寝ることも
“温”に繋がりますので心がけてください。

今日のキーワードは、真夏はあまり耳にしたくない言葉でしたが、そろそろ自
覚も出てくると思いますので“温”生活してみてくださいね!

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。

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