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NO.0804 豆知識 ー寒と代謝ー

もう町中にはダウンコートの方が普通に歩いています。すっかり冬になりま
した。今朝はいつも犬と散歩する大きな公園に、今年初の霜が降りて落ち葉
の上にキラキラととても綺麗でした!さすがにこの景色は冬を実感します。
ただ、この季節になっても薄着の方はほんとうに薄着で、「下着もあまり着
ないんです!」という方もいます。先日会社でセミナーを開催した時も、ス
トールに軽くセーターくらいの方もいらっしゃるかと思えばダウンをしっか
りと着て、ブーツ、手袋でバッチリの方もいらっしゃる訳です。この差はい
ったい何でしょうか?今日は冬を快適に過すためにちょっとそのあたりの勉
強をしてみましょう。

昨年の6月、日本経済新聞に“「寒さ」と「暑さ」人間が弱いのはどっち?”
という記事がありました。12月にこの問題をかかげると答えはどちらにな
るのか?実際には6月に出た記事なので梅雨の蒸し暑さの中で、これから夏
に向かうシーズンでもあり、何となく分かると思いますが、人間は実は暑さ
に強い動物なんだそうです。“これは?”と思われる方もいらっしゃると思
いますが、確かに炎天下にレジャーに行ったり、マラソンが出来る動物は人
間以外いないのだそうです。そして体温が安定しているかどうかの区別では
変温動物と恒温動物に分類して考えることができ、代表的変温動物に“ナマ
ケモノ”が例に挙げられます。変温動物は自分の体からはほとんど代謝熱を
生み出さず、外界の温度変動が体温に直接影響します。熱を出さないので食
料も少なくてすむ訳ですが、気温によっては活動が出来なくなってしまい!
“ナマケモノ”と言われるようにじっと動かなくなる訳です。これに対して
恒温動物は食料のエネルギーを消費して体の中で代謝熱を作ります。代表的
な動物としてはコアラがありますが、人間でも良い訳です。人間は恒温動物
ですから活動していなくても代謝熱を発生させています。気温の変化を代謝
させる事で問題なく受け入れられる訳です。ですからしっかり食べて代謝さ
せる事が大切という事になります。という訳で代謝させる事の出来る人間は
本来夏に強く、代謝の弱くなる冬に弱いという事になるようです。

なるほど、これから真冬の到来ですので、しっかりと勉強してみましょう。
寒さを強く感じる場所は身体の部位では“肩や背中”など曲率の高いところ
になります。つまり前部位より外部位の方が熱が逃げやすいという事になり、
特に外部位を保湿していただいた方が効果的ということになります。そして
手足、特に足が冷えて眠れない!という方がいらっしゃいますが、これはき
ちんと理論があって睡眠は体が温まる→血管が開く→体の熱を放出→脳温低
下→深い眠りというのが通常の睡眠です。ところが寒いと感じる事で、実際
は冷えていなくても血管を閉じろという指令が脳から出て、熱が放出出来な
くていつまでも交感神経が働いてしまい眠れなくなるということになります。
確かに赤ちゃんは手足が温かくなって寝るので、足の温度を確認したりしま
すね!という事は足を温める工夫は大切になります。例えば貼るホッカイロ
を足元に貼っておいて足を温めるのもひとつの工夫です。湯たんぽも冷える
人には良いですね!簡単に電気あんかで足を温めても良いわけです。寒さは
自律神経との関係がとても深いという事ですね!

さて体温を調節するのに汗がとても重要なのですが、全身の汗腺の数はロシ
ア人で平均180万、日本人で220~230万、フィリピン人で280万
というように暑いところの人ほど熱を放出する身体作用が高いということに
なります。そして太っている人と痩せている人ではどちらが寒さに強いかと
いうと、当然太って身体の大きな人の方が寒さに強いと思われがちですが、
脂肪は代謝率は弱く、大切なのは筋肉量ですから一概にそうも言えない訳で
す。ただしのぼせて冷えを感じないという事はありますよ!たしかに「朝寒
いなぁー」と感じながらAM7時半くらいに犬の散歩をして帰ってくると、
ほんの30分ですが、暖房がついていなくても寒いと感じなくなる事は私も
実感しています。さてこの辺りから東洋医学的に冷えを考えてみましょう。

あるメーカーが20~50代の女性1万人に冷え症ですか?という調査を行
った所、63.6%の人が冷え症ですと答えました。そしてその半数の人は
“冷えのぼせ”という“手足は冷えているのに顔はのぼせる”という状態を
感じています。これを東洋医学では上熱下寒と言います。熱の性質は上や体
表面に向かう性質があるので体内が冷えていても体表や顔は熱くてホテリ、
のぼせる状態になります。その中で冷たい物を食べたり飲んだりして下痢し
やすい人、お腹の痛くなる人、お腹を触ると冷たい人、こういう体質の人は
表熱裏寒といって、上熱下寒の体質の人と違い冷えを自覚出来ない人が多い
のが特徴です。冷えのわからない“冷えのぼせ体質”は冷えのわかる“のぼ
せ体質”の人より冷えが深く影響してこむら返りや生理痛、頭痛、めまいな
どを起こしやすい方もいますので注意して下さい!

寒い人、寒くない人の中で代謝がよく、筋肉がしっかりして、バランスの良
い生活習慣の方は“問題ない”と理解して頂けましたでしょうか?
それでは最後に体を冷やす物をチェックしてみましょう。
・牛乳、生野菜、果物、ビール、ジュース類
・医薬品(化学薬品)
・PC、スマホの電磁波
・目を使うもの(頭を使うもの)
ゲームなど頭や目を使うものは熱が上に昇ってのぼせやすくなります。一応
思い当たるところを書きましたので参考にして下さいね!厚着をするよりウ
ォーキングの方が冷え対策になりそうですよ!

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