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NO.0047 豆知識―色素、香料、界面活性剤

今日は豆知識です。化粧品業界では今年の4月より全成分の表示が始まり、
来年の9月には化粧品登録の(医薬部外品は除く)すべての商品に表示される
ことになります。
そこで、ここでは順を追って浅く広く成分とその特徴、そして役割について
解説を加えていこうと思います。

今日は先ずはじめに、化粧品の添加物の中で悪者にされている色素、香料、
界面活性剤について、お肌のトラブルとの関連を含め解説させていただきます。

◆色素、香料、界面活性剤◆
化粧品添加物のトラブルは昔から色素、香料、界面活性剤が原因と相場が決まって
いわれてまいりましたが、これら悪者扱いされされているものも、
時代の流れとともに改良され、また認識もすこしずつ変わってきていますので、
少し解説を加えてみましょう。

まず、色素と香料、これらはメイクアップ商品には欠かせないものですが、
これらによって接触性の皮膚炎、いわゆるカブレを起こす方というのはごく稀で、
これらが原因でトラブルを起こす場合にはほとんど紫外線が介在しているということを
覚えておくことが大切です。
ですから、正しい使用法を普段から習慣化することが大切で、
メイク商品はUV機能のあるものを選ぶか、パウダーなどでカバーすること。
そして、夜は確実に落とすことが最重要ポイント。
スキンケアの手順の中にうるさいほどダブル洗顔が登場するのもそんなわけです。

また、今では様々なものに「天然」のものが使用され、天然イコール安全のイメージが
定着していますが、色素や香料を天然の物から採取するには抽出溶媒が必要になり
(これらは植物エキスなども同様)、その抽出溶媒に何を使用しているかも
ポイントになります。
このあたりは、追って詳しくお話する機会があるかと思いますのでお楽しみに。。。

次に界面活性剤、これは二つの物質の境(境界面)を著しく変化させる性質を持つもの
という意味ですが、一般には水と油を混ぜて乳化し安定させるために使用する
乳化剤として認識されている方が多いと思います。しかし、界面活性剤はその用途、
種類とも大変多く、乳化以外にも安定、溶解、浸透、分散、洗浄、保湿、殺菌、
帯電防止に柔軟、起泡など用途は多彩です。そして種類においても、数千種類もあり、
化粧品に使用されるものはそのうちの2%~3%の最高級品種になります。
しかし、これらの分子構造は基本的にどれも共通していて、ひとつの分子内に
油になじみやすい疎水基と水になじみやすい浸水基を持っています。
そして、大別すると水に溶かしたときイオンに解離するもの(1)と
しないもの(2)になります。
(1)にはアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、(2)には
非イオン界面活性剤があり、安全性の高い順から、非イオン、アニオン、両性、
カチオンとなります。
それぞれに多くの種類がありますが、大まかに非イオン界面活性剤は化粧品の中でも
クリームや乳液などの乳化剤として、また広い範囲でや可溶化剤に使用されています。
次に、アニオン界面活性剤は優れた起泡力と洗浄力を生かし、フォーム系の化粧品や
ボディシャンプーなどの商材に利用されています。
カチオン、両性の界面活性剤についてはリンス、トリートメント、シャンプー、
ヘアトニックなどヘアー関係の商材への利用が高くなっています。

最近巷でこの成分は悪いと、極端な指摘を見かけることがあります、
確かに安全性に関するデーターはありますが、界面活性剤に限らず成分はすべて用途と
使用量の問題もあり判断は難しいところです。

界面活性剤には天然に存在するものもあり、化粧品にも多く利用されています。
代表的なものはレシチンで卵黄中の卵黄レシチン、大豆中の大豆レシチンがあります。
水と油の乳化という意味ではサラダオイルと卵黄、レモン汁などを混ぜて乳化し
マヨネーズを作る、これが卵黄に含まれるレシチンの界面活性剤としての働きで、
わかりやすい事例です。
そのほかにもサポニン、コレステロールなど天然に存在する界面活性剤があります。

今日は以前から化粧品を原因とするトラブルの代表とされる色素、香料、
界面活性剤について解説してみましたが、実際のところ化粧品において
一時刺激を伴うトラブルは、正しく使用することを前提に、これらのものよりも
油分、アルコール(エタノール)、薬剤のバランスなどの方が多く、
また新たに機会を設け解説していきたいと思います。
  
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
    
    
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