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NO.0412 豆知識―サプリメント―

季節がすっかり変わり、暗くなるのもずいぶん遅くなってきました。
本当に不思議なもので、夕暮れが遅くなると生活もゆっくりになります。
だから南国の方はスローライフなのかとつくづく感じる今日この頃です。

そんな中、新型インフルエンザの流行で、電車の中で咳もできない
状況になっています。何につけても体質強化は大切な要因ですよね!
そのせいか近頃私の周りでも体質改善やダイエットなどでサプリメントを
飲む方が増えています。
でもサプリメントの摂り方って正しく理解していますか?
そこで今回はサプリメントは本当に必要か?副作用はないか?について
勉強してみたいと思います。

サプリメントといえば、今から25年くらい前でしょうか?
“ビタミンバイブル”という本がベストセラーになりました。
アメリカのアール・ミンデル博士が書いた本だったのですが、
日本のサプリメントブームの火付け役となり、やたらとVEとVCを
摂取する方が多かったのを憶えています。
しかもそのときのVCは、アスコルビン酸の原末が良いという指導であり、
胃の弱い方で失敗された方も多かったようです。この時期から日本人に
何となくサプリメントという言葉が根付いてきたようです。

ところでサプリメントの本当の意味をご存知ですか?
「補うもの」というのが本来の意味で、医薬品とは違い“健康を強化する”
“老化を予防する”などの目的で使用するものです。当然医薬品のような
治療目的とは異なるものと考えていただかなければなりません。
ビタミンバイブルにも書かれていますが、アメリカでのサプリメントの
選び方は、アドバイスを受けてから自分に合ったサプリメントを選ぶ方法が
一般的で、毛髪成分を分析してからサプリメントを選んだりする方法も
あるようです。

欧米の映画を見ていると、ジムやジョギングをしてミネラルウォーターを飲み、
サプリメントを摂っている女性や男性を良く見ますね!何だかキャリアを
感じたり、セレブ感を感じてしまうのですが、実は欧米では食生活によって
かなりの偏食が発生しているという事実から、サプリメントは必要な栄養素を
補うのにかなり重要なのです。つまり、“高カロリー食なのにミネラル、
ビタミン、アミノ酸が乏しい食事である”ということですね!

それに対し日本人の食生活では、火山国であるがゆえにカルシウムが
不足しやすい程度で、サプリメントの必要性はあまりないように感じます。
ただし、コンビに弁当やファーストフード、スナック菓子が食生活の
ほとんどを占めているような状態ではやはり考えなければならないでしょう。
しかし日本のサプリメントの摂り方はブーム的な要素が強く、一つのものを
じっくり摂るのは少数派で、流行によってすぐに次のものに変えてしまう方が
多く、ちょっと考えものです。

それでは次にサプリメントの副作用について考えてみましょう。
国民生活センターに入る情報によると
1、クロレラ 2、プロポリス 3、キノコ類 4、キチンキトサン
5、高麗人参 6、ローヤルゼリー の順で苦情が寄せられているそうです。
もうひとつ付け加えますとアメリカ、カナダで実際に狂牛病を発生させる
“プリオン”混入の可能性のある商品を販売していたという事実もあります。
現在ではインターネットで何でも直に購入ができる時代ですからきちんと
勉強した上で自分に合ったサプリメントを選んで摂ってほしいものです。

このようにサプリメントを勉強してみると、日本人に本当にサプリメントが
必要なのかという疑問が出てきます。世界でも指折りのバランス食である
和食は、今欧米の人の間ではブームになっているそうで、何だか皮肉な
感じがします。

では、どのようにサプリメントを活用すればいいかというと、
先ずは食事!この観点からスタートするのが一番正しいと思います。
ワンポイントは“味噌汁”です。具だくさんの味噌汁を一日一回摂ること!
それから自分に合ったサプリメントをチョイスしましょう。
日本人のポイントは体を温めるということですので、女性はその点を考慮して
チョイスしてください。そしてお肌には、高品質で吸収の良いコラーゲンや
ローヤルゼリーはお勧めできます。
流行にはあまりとらわれず、自分に合ったものを長く摂取することを
心掛けると良いでしょう。

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
  
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