NO.0821 豆知識 ーほくろ(メラニン色素)とアレルギー ー

5月なのに7月の気温といわれていたのに急に3月の気温まで下がってしま
いました。これは体調が心配なくらいの変化ですね!

そして先月11日に10代の男性が名古屋市内の病院で「はしか」に感染し
たと確認されました。同じ日に病院にいた方も6人感染したようです。イン
フルエンザの10倍の感染力、そして空気感染するのが特徴だそうで、これ
では予防しようがありません。昔は当たり前のように水疱瘡もはしかも発症
した経験がありましたので、ニュースを見て、現在は要注意感染ウイルスと
びっくりしました!特に現在28~45歳の方は(1972年10月1日~
1990年4月1日生まれの人)は予防接種が1回だけの人が多く、ウイル
スと戦う抗体が弱いのだそうですから注意です!感染後10日くらいで風邪
に似た発熱、咳、鼻水、目の充血などが出て、身体に発疹が現れます。今で
も覚えていますが私の息子が3歳くらいのとき、身体中汗疹(あせも)が出て、
随分出たな~、病院でも行こうと行ってみましたら、“どうなさいました?”
と看護師さんに尋ねられ“汗疹(あせも)が酷くなりまして”と言いますと、
一目見て奥に行って先生を連れて来られて先生も汗疹(あせも)を一目見てす
ぐに私達親子を隔離室に連れて行って“これははしかです!”と慌てて説明
されたことを覚えています。そのときも隔離?と思いましたが今回の発症を
ニュースなどで見て笑い話ではなかったんだと感じました。(結構ネタにし
ていましたが反省!)今回は台湾からの観光客が沖縄でバカンスを楽しまれ、
そこから日本全国に広がった訳ですが、防ぎようがないのでせめて体調を整
えることは必要ですね!

今回はNо750の“季節のお手入れ”の中で花粉症の話をしたのですが、
その中で「ほくろの多い人は花粉症になりにくい」という医学博士の粟屋昭
先生の論文のさわりを御紹介したことがあったのですが、なんと御本人であ
ります粟屋先生(皮膚科学疫学研究所代表)とお話をする機会が出来ました。
お電話でのご挨拶で大変失礼かと思いましたが、興味深いお話をたくさん教
えて頂きましたので、その中の一部を今回はご紹介させていただきます。

先生の2002年の日本免疫学会で発表された資料の中にあります。
ほくろが顔や首、腕にほくろの目立つ人と目立たない人115人にアンケー
トをとられた結果(17歳~60歳)ほくろの目立った方が85人いらっ
しゃって、花粉症発症は5人、ほくろの目立たない人は30人(男性9名、
女性21名)のうち30人が花粉症を発症していた!というデータがありま
した。(男性40人、女性75人)私は女性にとてもお会いする機会が多い
ので先日先生とお話しした後に花粉症になっているかどうかを質問するよう
にしましたら、確かにほくろのある方は花粉症でない人が多い事実に驚きま
した。日本人の3人に1人が発症していると言われている花粉症ですので、
まず身近な統計を取ってみようと考えました。

ちなみに今事務所に11名、セミナーに参加されている方が9名、合計20
名、ほくろが特に見える方は18名、そのうち3名が花粉症でした。1名は
小さなほくろがありますがオークル肌でアレルギーも色々あるキメ細かな肌
質です。もう1名の方はほくろはありますが、色白でキメ細かい肌の方です。
もう1名の方は男性で色白の方で1つだけ目立つほくろがありますがキメ細
かな肌の方です。もう1人の方はほとんどほくろは目につかず色白のキメ細
かい肌の方です。

それではほくろとはなんでしょう。
簡単に家庭の医学をみてみると、ほくろとはメラニン色素を含む細胞メラノ
サイトが皮ふの一部に周囲より密度高く集まった母斑の一種とあります。母
斑でも面積の小さなものをほくろとして大きなものをやはり母斑でもアザと
しています。ほくろは小児期から青年期にかけて発生し、色素系母斑といい
黒い色、または皮膚深層部のメラノサイト増殖の場合は青い色に見えるもの
もあり、青色母斑といいます。そのほとんどは良性の腫瘍で無害です。ほく
ろの説明を粟屋先生がしてくださったときもやはり良性腫瘍であるといって
おられました。ちなみに先天性のほくろは発育途中でメラノサイトが他細胞
内に入り込んで、ほくろになるようです。後天的なほくろは紫外線の影響で
発生するといわれています。シミとほくろは違い、シミは後天性のもので代
謝していると考えて良いと思います。

粟屋先生にお話を聞いていて、メラニン色素が発生するタイプの肌はある程
度紫外線に当たっている肌ということなので、お顔は保護し、身体もあまり
紫外線を浴びてしまうといけませんが、緑の多いところなど目からも紫外線
の影響は受けるので、メラノサイト(色素細胞)が活性化するので健康力ア
ップと花粉症対策に散策することは良いと思います。それはメラノサイトと
いう色素細胞からメラニンは合成される訳ですが、メラニンは紫外線の影響
を抑える働きのある色素なので、日本人は欧米人より勿論このメラニンはた
くさんあるので、それを利用して免疫力アップできると考えて良いのではな
いでしょうか!
粟屋先生のお話の中で、皮膚の活性化健康法を仰っておられました。
※日光を適度に浴びる
※水泳をする
※皮ふ摩擦、砂浴
花粉症対策は勿論ですが、本当に免疫力アップですね!
他にも喘息(ぜんそく)、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどへの抵抗性
増進によいと仰っていました。

さて、この先生のお考えを伺いながら、私の中では東洋医学的に見たほくろ
の考え方があります。陰陽五行の考え方の中の肺経との関連です。肺経は肺
~大腸と相互に関係して、呼吸器、皮ふと排泄作用が関わってきます。肺経
の色は白!肌が色白くキメ細かく気管支炎や鼻炎を起こしやすい体質となり
ます。アレルギーになりやすい体質と代謝の弱さ!そしてキメ細かな色白の
肌となるとシミにはなりやすいですが、さてほくろは?と考えています!
たくさん女性とお会いすることが出来るので少しでも先生のデータのお手伝
いが出来ればと今日も名古屋に移動して、たくさんのお客様にお会いします
ので統計をとってみようと思っています。
本当にお優しく、分かりやすく教えて頂きましたが、まだまだお伝え出来な
いこともありますから、またの機会に続きを書かせていただきます!

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