NO.0810 豆知識 ー節分、立春、2018年ー

最近は特に地震や自然災害のニュースが多いような気がします。今年に入っ
て震度3以上の地震が17回起こっています。そしてそのほとんどが関東・
東北地方です。そこに火山の噴火、大雪と新年早々日本でも1ヶ月間に色々
ありました。そして2月に入り3日は節分でしたが、豆まきはしましたか?
立春の前日、大寒最後の日を太陰太陽暦では節分といい、立春からを新しい
年として重視してきたのです。つまり2月3日は大陰歴で大晦日(おおみそ
か)になり、年越のため民間では柊(ひいらぎ)の枝に鰯の頭をつけて門戸
にかざしたり、豆まきして厄払いをしたのです。現在でも柊の枝に鰯の頭を
つけて門戸にかざしたりする地方もあるようですが、日本では豆まきをする!
という風習が根強く厄払いとして残ったようです。そしてまた、風習の1つ
として恵方巻もあるわけです。この恵方巻、関東・東北ではつい近頃始まっ
た風習で、まだ根付いてはいないと思います。ちなみに恵方巻は大正の初期
に大阪の花街でお新香を巻いたのり巻きを恵方に向かって食べて縁起を担い
だという習わしが残っているそうで、1973年頃、大阪海苔問屋協同組合
が「節分の夜、恵方に向かって無言で家族そろって巻き寿司を丸かぶりする
と必ず福が回ってくると昔からいわれています」とチラシを配ったという記
録が残っています。それ以降から大阪のデパートなどで広まり、そして多分
コンビニが力を入れてきた感が、調べてみると見えてきました。1983年
ファミリーマートが大阪と兵庫で恵方巻き販売開始。1989年セブンイレ
ブンが広島で販売開始、1998年より全国エリアで展開するようになった
ようです。バレンタインをチョコレートメーカーさんが盛り上げたのと同じ
感覚ですね。しかもアンケートでなぜ恵方巻を食べますか?という質問に一
番多かったのは「夕食がこれで済むから手軽」というのが一番多かったよう
ですよ!2010年には全国恵方巻認知度は97%以上との事ですからほと
んどの方が知っているということになります。実際に恵方巻を食べる人は近
畿・中国地方では7割強ということでやはり大阪が発祥ということで比率が
高くなっていますね。

ということでいかがでしょうか?皆さんのお宅では恵方巻を食べましたか?
どうも東北育ちの私は個人的には豆まき優先タイプなんです。ただ我が家に
は犬が2匹おりますので、豆まきしない理由の一番の問題点が“掃除が面倒
だから”ということで、犬や小さな子供の拾い食いが心配で、小袋のものを
使用したり、縁起物として東麻布のお店様から神社で実際に撒かれた縁起の
良い豆を頂くとほんの少し声を出してまいたりしています。もちろん年の数
は無理ですが豆も食べますよ!ちなみにご存知の方も多いですが、恵方巻は
家族団欒で和気あいあいと食べるものではなく、恵方というその年一番良い
とされる方角に向かって黙って食べるものです。先ほど大阪の花街からとい
うことをお伝えしましたが大阪は商売の都市ですから、この恵方に歳徳神
(としとくじん)という金運や幸運を司る神様のいらっしゃる場所といわれ
ますので、縁起を担いでの行事だったと考えられます。今年はよく耳にした
と思いますが南南東です!前年は北北西でした!どうやって決めるの?とい
うとちょっと面倒な説明ですが、よく丙(ひのえ)とか甲(きのえ)とか癸
(みずのと)とかいうのを聞いたことありませんか?詳しく説明しても理解
できないと困りますから、簡単に説明すると風水でも使われる「十干(じっ
かん)」に決められた方角や数字があってその数字によって恵方が決められ
ます。一応いわれは様々ですが、「福を巻き込む」ということで巻き寿司に
なっているとのこと!そして縁が切れないようにということで一本丸ごと食
べるのが良いとされているんです。しかもメジャーな恵方巻は七福神にあや
かって7種類の具材を入れているというのが正式な恵方巻だそうです。
そして作法としては
・2月3日一人一本食べる
・しゃべりながら食べてはダメ
・願い事を頭の中でお願いしながら食べる
ということです。もし恵方巻で縁起を担ぐ方は来年はこれらを頭に入れて頂
くと良いですね!

さて、なぜか豆まき・恵方巻の話になりましたが、2月4日からが立春とい
うことで新年となります。これは節分を節目としての易学などで考えられて
いる新年です。実際の旧暦の正月は2018年は2月16日となります。旧
正月は毎年変わりますので節目として2月4日からが新しい年と考えられる
訳です。昨年は丁酉(ひのととり)の年でした。60年前の同じ丁酉の年は
日本でも世界でも大きな変化が起きた年だったようです。1957年が60
年前ということになるのですが、たとえばこの年、茨城県那珂郡東海村で、
日本で初めて核分裂状態の「臨界」に達したそうです。大阪のそごうデパー
トが有楽町に進出したのもこの年です。日産はスポーツカーを発売していま
す。5千円札、100円硬貨が発行されました。東京が人口851万人とな
り、人口世界一の都市になりました。大阪にダイエーが開店したのもこの年
です。まだまだたくさんありますが、60年前は発展の年だったようです。
ただ60年間で今あげた例はどのように変化したか考えてみて下さい。丁酉
の年は何事もあとあと影響の出る発展の年回りということになり、自然災害
も大火や大噴火も発生したり、火にまつわる災害が多かったようです。そん
な丁酉が終わり、今年は戊戌(つちのえいぬ)の年です。平成30年です。
節分前ですがスーパームーンも見られました。戊戌、十干と干支の字は似て
ますね!でも正反対の意味があるのです。見方によっては大きな変化の出る
年で、繁栄と滅亡の年の極端な年と考えられるのだそうです。どちらかに転
ばないことが一番良い年ということになります。比和という考え方では戊戌
はどちらも土の組み合わせですから良い方向ならば発展すると考えられます。
もうひとつ注意はで土の組み合わせですから、自然災害は地震が多くなると
いわれています。最初にお話しした地震に結びつくわけです。
そんな2018年ということで参考にしていただければ幸いです。

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