NO.0667 季節のお手入れー頭皮、毛髪のお手入れー

冬がすぐそこまで近づき、あっという間の12月です。このところ乾燥のせい
か、頭皮と毛髪のご相談が増えました。当たり前のことですが、毛髪は大切に
してあげませんと年齢を重ねるごとにダメージが出てきます。この季節は特に
パサつきが出てきますので今日は毛髪ケアを復習してみましょう。

現代は使用感の良いシャンプーリンスも増え、自分好みのものを香りで選んで
もあまり失敗しなくなりました。やはり頭髪ケアは香りと指どうりが重視され、
毛髪や頭皮に対してはどうなんだろうか?軽視されていないだろうか?と思っ
てしまうのですが、根本髪の毛は頭皮です!それを踏まえて勉強してみましょ
う。

まずは一般的な復習からですが、毛髪はケラチンというたんぱく質から形成さ
れ、およそ10万本もの本数がほとんどの方にあり、1日50本以上は自然脱
毛しています。一定のヘアサイクルを持って、脱毛と発毛、育毛が繰り返され
ているわけです。そして1ヶ月に約1cm程成長していきますので「髪が伸び
たね」とその成長の度合いが良くわかります。毛髪全体の85~90%が成長
期、1%が退行期、10~15%が休止期というバランスで保たれていますの
で、休止期にある3~4か月の間に自然脱毛していくのです。毛髪は欧米人で
15万本、日本人で10万本といわれ、ヘアサイクルも男性が3~5年、女性
が4~6年周期で繰り返されています。

さて次に東洋医学的に見てみましょう。東洋医学では毛髪を血余(けつよ)と
いいますが、これは血の余裕という意味で、血液が良い状態のときは髪もイキ
イキと艶やかになると考えます。そしてもうひとつの呼び名が“腎の華”で、
東洋医学ではこの腎は腎臓と考えず、血液、ホルモンなどを含めた体液と考え、
今でいう循環器や内分泌系を指します。抜け毛、白髪はまさに腎の低下で、こ
れを東洋医学では腎虚といって老化で起こっているということを指します。毛
髪がイキイキと艶やかなのは身体のバランスも良く健康であるということなの
です。いうならば毛髪は身体のバロメーターということですね!ですから毛髪
の異常は頭皮の異常であり、身体内部の異常と考えられるのです。ただし、男
性の“薄毛”に関しては異常ではなく、遺伝的な要素がかなり考えられますの
で、要素があるようでしたら生活面も気を付けられた方が良いでしょう。

さて毛髪について少し復習したところで、近頃多いフケと痒みについて考えて
みましょう。痒みから頭皮を痛めてフケが発生するのか、フケから頭皮が痒く
なって湿疹などが出るのか、いろいろ考えられますが、頭皮に異常が起こって
いるということは頭皮の問題だけではないと考えてください。フケひとつとっ
ても乾燥型と脂漏性型とがあるわけで、お肌と同じであると考えてケアをして
いかなければなりません。頭皮に異常が起こったときは、できれば薬に頼らず、
自然に改善されるような方向でケアをしていただくことをお勧めします。とい
うのも薬を使用した場合、うまく効果が出ませんと逆に薄毛や抜け毛の元にな
る場合があります。“血余”“腎の華”の考え方を頭に入れた改善法こそ一番
効果的と考えて良いと思います。
身内作りの面では、
1)食事のバランスを保つ
2)夜更かしを避け、良い睡眠を心がける
3)ストレスから身内を守る
4)水分不足を補う
5)便通を整える
というようなお肌にとっても、良いことを続けるようにしてください。タバコ、
お酒、脂肪、甘い物、辛い物は毛髪育成、美肌管理の面からも摂り過ぎはいけ
ません。それではバランスの良い毛髪育成に大切なケアをアドバイスさせてい
ただきましょう!

秋冬にお勧めなヘアケアとして、まずシャンプーはトラブルを感じたらやさし
い透明度のあるものが良いと思います。やはりアミノ酸系がお勧めです。石鹸
系のものもありますが、石鹸系は安全性に優れているのですが乾燥のトラブル
には皮脂を取り過ぎてしまいがちです。そしてリンスに関してですが、トラブ
ルが気になるときは添加物の毒性の問題がありますので、お勧めはできません。

毛髪、頭皮、表面トラブルに対する効果的な秋冬のケアとしては、ピュアなオ
イルを用意し、頭皮に含ませてから30~60分放置、その後入浴中も10分
くらい放置してください。入浴前ならラップで頭部を包んでも良いでしょう。
地肌をゴシゴシせず、指先だけに力を入れ、やさしく全体をマッサージ、入浴
中にも1分間ほど地肌を揉んであげると良いでしょう。その後よくすすいでシ
ャンプー、いつも使用しているリンスで仕上げです。この時オイルは残さない
ようによくすすいでください。これを頭皮のトラブルによって週1回~3回、
状況によってリンスを避けたりしながらケアしていきます。このトリートメン
ト法は、昔からあるものでヘアケアメーカー専用の製品もあるのですが、仕上
げ重視で添加物が多いとトラブルにお勧めできません。中にオイルクレンジン
グをお勧めの方もいらっしゃいますが、こちらもやはりお勧めはできません。
あくまでピュアなオイルを選択するのが良いでしょう。すすぎさえしっかり行
えば食用のオリーブバージンオイルでもよいでしょう。地肌が痒い、フケが出
る、パサパサするなどトラブルの方には特におすすめのケアですので是非活用
してみてください。

ひとつつけ加えますと、こたつ、電気毛布なども原因に挙げられますので寝る
ときはスイッチを切るようにしてくださいね!

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。

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