NO.0262 ―季節のお手入れ―

季節の変わり目になりました。
花粉情報も修正されたようですが、昨年に比べると
大人と赤ちゃんくらいのレベルの差があるようです。
症状が始まった方も、今年は比較的楽なようです。

昨年から症状が出た方も多いのですが、実は昨年アレルゲンを
たっぷり吸入して、今年からアレルギーを感じている方もいるようです。
特に花粉症は、ストレスや免疫力低下が発生原因になる場合が多いので、
夜更し、ハードな仕事や遊び、悩み事、病後などは要注意となります。
といっても、こればかりは日々の生活が一番大切ですので、
明るく、ある程度規則正しく生活にリズムをつけて、
食生活の偏りなどは、心掛けて直していきたいものですね!

さて今回はそんな花粉症やアレルギーの起こったときの対処と
お手入れをタイムリーにお話しましょう。
これは特にアレルギーにこだわらず、何かにかぶれたり、肌に変化が
起こったときの対処法だと思っていただいてよいでしょう。

さて先ず初めに、カブレとはどういうものでしょうか?
経験のある方はお分かりと思いますが、トラブル部分が赤くなり、
痒くなり、カサカサしたりジュクジュクしたりします。
そしてそれらが繰り返されることもあります。
ジュクジュク(リンパ液が浸出)するのは、そのほとんどが、
カユミから掻き壊してしまい、殺菌が侵入してしまったときが
多いようです。
カユミというのは、とてもつらいもので、蚊に刺されただけでも、
どうしようもなく痒くなることがありますが、これがアレルギーや
カブレから起こったものですと、それこそ身震いするような
カユミになります。

それでも大人は、何とか日中は我慢できますが、睡眠中はどうしても
無意識に掻いてしまいます。
ここもポイントで、トラブルが、朝起きて悪化しているときは、
ほとんどが夜の掻き壊しによるものと考えてよいでしょう。
特に花粉時期は、目の周りにこの状態を起す方が多く、
朝、目が開かないという方もいます。
アレルギーは、とにかく粘膜部や開いているところが痒くなったり、
炎症を起しますので、目の中や周り、口の中や喉の奥、耳の中、
耳の周りなどのカユミは、ほとんどが花粉アレルギーによる反応と
考えてよいと思います。

もう一つ、アレルギーとは関係なく、目の周りは東洋医学的に見ると、
子宮や乳房など女性ホルモンの関係を見るところでもあります。
40代くらいから、今まで使っていた化粧品が急に合わなくなったり、
目の周りがカブレたりする女性がいらっしゃいますが、これは
更年期のひとつの現れ方として発生する場合があり、時期が来るまで
治らない場合が多いのです。
しかし、ご本人はカブレと思っていらっしゃいますので、強い薬などを
連用してしまい、薬の副作用で、更に悪化させてしまったりします。

40歳くらいで目の周りのカブレで悩まれている方は、あせらず、
刺激のある化粧品(マスカラ、アイライナー、シャドウ)などの
使用を極力控え、保湿剤などを使いながら回復させていただきたい
ものです。そして付け加えますと、生理不順や婦人系トラブルを持つ
若い女性も、同じ目の周りが敏感になりますので注意してください。

ちょっと横道にそれましたが、花粉症に戻しましょう。
花粉症を起している人の肌はやはりいつもの肌とは違います。
その時期だけはそれに対応したお手入れが必要になります。

まず、肌表面はこすったり触ったりするために、傷がついていると
いうことを自覚しなければなりません。その傷から再び花粉が
皮膚内部に入り、刺激になって悪化させていくわけですから、
特に顔はいつもと違ったケアをしなければならないのです。

まず、肌に合ったピュアなオイルを用意してください。
良質の防腐剤の入っていない、臭いのない、さらっとした
オイルは、スキンケアへの活用において大変便利な一品です。
ただし、乾燥肌の方の使用するオイルは結構見つかるのですが、
ニキビや成人型ニキビ、湿疹の方の使用できるオイルはかなり吟味
しませんと悪化の原因になりますので注意してください。
それともう一品、皮膚を保護するための馬油やワセリンがあれば
良いでしょう。
私のところでは商品名「桃肌爽(トウキソウ)」という油性クリームを
使用しています。紫根や当帰のエキスが入り、カミツレの香りが
アロマの効果を出してスッキリする油性のクリームです。

夜のお手入れは、まず、オイル(オイルクレンジングではありません)
を全体につけます。そして、その上から自分のクレンジングを重ねます。
これは、すべりを良くするのと、傷口をブロックするためです。
ティッシュで押さえ拭きし、もう一度オイルを少し多めに、顔全体に
つけて入浴します。
シャンプー、リンスなどを終えた後、よくすすいで洗顔をします。
よくすすいだらもう一度オイルを顔全体につけてください。
これでブロック完了!
余分なオイルはシャワーですすぎ、お風呂から出てください。
それから化粧水を手のひらで、何度もなじませるようにつけ、
保湿剤をつけますが、さっきの油性タイプクリームを薄くつけておくと
ずいぶん肌がなめらかになります。

朝はオイルを薄く延ばしてすすいでから洗顔、(ひどい時はすすぐだけ)、
化粧水、保湿、部分的に油性クリームをなじませ、必ずパウダー類で
保護しましょう。花粉を地肌につけないためと紫外線防止のために
とても大切なポイントです。

意外に花粉用マスクで蒸れてカブレを起こし、口の周りがカサカサの方が
多いので、パウダーはご使用いただいたほうがいいと思います。
ファンデーションよりは、良質のパウダーのほうがお勧めです。
是非試してくださいね!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
  
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
  ★☆★『お肌の学校』バックナンバーはここから ★☆★   
      http://www.cher-couleur.com/mail/index.html
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼▼△▼△▼△▼△▼△▼
  淳子先生の『お肌の学校』でおなじみのシェルクルール化粧品!
           お取扱店情報はこちらから
      http://www.cher-couleur.com/shop/top/index.html
      お問い合わせは info@cher-couleur.com
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼▼△▼△▼△▼△▼△▼ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行・編集:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
〒111-0054 東京都台東区小島2-17-12
『お肌の学校』はverger,Inc. の商標登録です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
シェルクルール化粧品の取扱店をホームページ上でご紹介しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
登録・削除・バックナンバーは http://www.cher-couleur.com/mail/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com

Skin Care School 淳子先生の『 お肌の学校 』は、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』、『melma!』を利用して発行しています。

まぐまぐ http://www.mag2.com/  ID:0000041844
melma! http://www.melma.com/ ID:m00013953
______________________________________________________________________
※本誌に掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。

  • メルマガ登録・サンプル申し込みよくある質問
  • @cosme シェルクルール化粧品紹介ページverger 株式会社ヴェルジェ ホームページ
  • “シェルクルール”採用ページ"verger 株式会社ヴェルジェ ホームページ
  • twitterinstagram