NO.0268 豆知識 「二日酔いとお肌」―

今日は久し振りのポカポカ陽気ですが、今年はホントに風の強い春で、
花粉量が少ないわりには、肌のトラブルが多いようですよ!

さて今回ですが、私の回りの方々からの強い要望により「二日酔いとお肌」
についてお話しようと思います。

私の場合、二日酔いは今までに一度経験したかしないかのキャリアで
あまり関係ないタイプです。ちなみに普段はお酒を飲みませんが、
かなり飲んでも平気なタイプです。(回りの人は体で吸収するといいます)
私の友人にはうらやましいほどヘロヘロになる人がいて、若い頃は、
よく友人の世話をしたのですが、中にはまったく記憶がないという人がいます。
私には未だかつてそのような経験がありませんので、本当かなと
思うのですが、メルマガ読者にも、この記憶がない状態経験者は、
結構いらっしゃるのではないでしょうか?

ちなみにオフィスで私の隣にいる女性は、経理のプロなのですが、
よく記憶がなくなるタイプです。会社の旅行とかで一緒にいると、
気分よさそうに酔っていても(プチぐでんぐでん)お手入れ、入浴、
着替えもすべてキチンとして、コロッと寝てしまいます。
そして翌朝、何も覚えていないといいます。間近に見ていると、
とても覚えていないようには見えないのですが、血中アルコール濃度が
高くなり、アルコールの麻酔作用によって、脳が麻痺してしまった
状態なのでしょう。

辞書で「酒に酔う」と引いてみますと、
初期(ほろ酔い期):アルコールが大脳の理性や判断をつかさどる部分の
働きを押さえ、本能が活発になり、ハイな気分を作る。
酩酊期(初期酩酊期):アルコール濃度が高くなるにつれ、知覚や
運動能力を低下させ、繰り返し同じ話をしたり、ふらふらしたり、
ろれつが回らなくなったり、千鳥足になったりする。
泥酔期~昏睡期(急性アルコール中毒):呼吸中枢のある、延髄にまで
悪影響が及び、呼吸困難を引き起こし、最悪の状態に陥る場合もある。
と、あります。

お酒もほろ酔いくらいがベターなのでしょうが、お酒好きにとっては
そうはいかないから二日酔いになるわけですね!

また、アルコールの害はアセドアルデヒドとエチルアルコールによるもので、
日本人は体質的にお酒に弱い民族ということです。
三大人種(白人、黒人、黄色人種)の中で、黄色人種は突然変異的に
アセドアルデヒドが分解できない人が多いのです。
白人と黒人には、分解できない人はいないというデーターもあります。
ですから、白人、黒人の人はお酒に強い人たちばかりということになります。
なるほど、外国では昼からワインやビールを普通に飲んでいますね!
ちなみに日本人の44%はアルコールに弱いか、まったくダメだそうです。
そして、お酒を飲んで赤くなる人はお酒に弱い人か、トレーニングで
強くした人の特徴で、ブラッシング反応と呼ぶそうです。

さて、そこで二日酔いの解消法です。色々な提案はありますが、
やはり時間の経過が最も有効なようです。アルコールは体内に入って、
胃腸から肝臓に運ばれ、分解無毒化されます。
ですから、二日酔いになるほど量を飲んだ人はそれだけ時間がかかる
ということです。
ただし、軽くさせるためには横になるのが良い方法とされます。
これは、血流が良くなり肝臓の回復力が促進されるからです。
その他、果物を摂ったり、お茶を飲んだりするのも良いようです。
私は友人達に甘草という生薬が配合されたドリンクのお湯割を勧めます。
胃の調子が戻ってスッキリするようです。

水やスポーツドリンクを飲んだり、シャワーを浴びたりするのも
気分転換には良いようですが、すぐの効果は出ないようです。
やはり飲みすぎはいけませんね!

女性のお肌との関連では、少しのお酒ならばストレス解消や、血行促進
にも結びつきますが、結構いける女性の場合、体脂肪率の関係から、
血中アルコールが高くなりにくく、飲んでいるときは強いのですが、
二日酔いにはなりやすいようです。水分代謝も弱くなりがちで、
ムクミやタルミの原因になります。
ということは老化しやすい状態を作るということになりますので、
やはり注意が必要ですね!

TVなどで見ることの多い芸能人の場合、女性でも男性でも老化の
度合いが良くわかります。
北島三郎さんがお酒を飲まないというのは、聞いたことがある方も多いと
思いますが、声といい姿といい老化を感じさせませんね!
1936年生まれということは、70歳になるわけです。
もちろんその方によっても違いますので一概にはいえませんが驚きです!

お手入れでは、おいしくお酒をいただいた後、帰りが夜遅くなっても、
必ず最低守るべき基本のお手入れはすること!
一番いけないのはそのまま寝てしまうことなんですよ!
これはお肌のトラブルや老化の一番の原因になりますのでやめてください。

ということは、自分で記憶がなくなるほど飲んでも、お手入れしてから
寝る私の同僚は、それだけ習慣化しているということで、さすがという
ことになるのでしょうか?(笑)

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。
  
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