NO.0033 季節によるお肌のトラブルとスキンケア10

一年の中でも特に過ごしやすい季節の5月ですが、この季節はまた紫外線量の
最も多い季節でもあります。
そして、皮膚は紫外線にあたると活性酸素(フリーラジカル)を発生します。
近年何かと話題の活性酸素、この問題児は生活習慣病を引き起こしたり、
老化を早めたり、人体にとっては大変やっかいなもの、紫外線量の多い季節は
その活性酸素の影響も絡んでくるので、お肌、体ともにちょっとした心掛けが
必要になります。

さて、そんな意味も含め最近は特に嫌われがちな紫外線ですが、
紫外線は強い殺菌作用を持ち、カルシウムの吸収に関係するビタミンDを
体内で合成したり、血圧を下げたり、精神の安定など健康にとっても
また大切なものです。
一方オゾン層の破壊による量の増加や、先に述べました活性酸素による
過酸化脂質の蓄積が老化の原因となることなど、体内への影響もいろいろですので
過度の紫外線にはやはり注意が必要です。

それではまず種類から覚えましょう。
最近ではすでにおなじみの3つ紫外線UV-A、UV-B、UV-C
1)UV-A(320~400nm)
生活紫外線ともいわれ、照射量の30~50%が皮膚内部(真皮)まで入り、シミ、
ソバカスを濃くしたり、水分不足により小ジワ、シワの原因となり肌の弾力が
失われます。車のガラスごしや、曇りの日でも体に降り注いでいます。
2)UV-B(290~320nm)
主に表皮層に照射され皮膚がほてったり赤くひりひりしたり、ひどい場合は炎症を
起こし水泡ができます。角質層が厚くなりお肌が乾燥し、メラニン色素の生成が
促進されやすくなります。B波を浴び続けますと光老化現象が起こってきます。
3)UV-C(200~290nm)
殺菌作用がとても強く、人体にとって大敵。通常はオゾン層により吸収され地表に
到達していませんが、オゾン層の破壊により地上に降り注ぎ、皮膚がんの
原因になるといわれています。一番エネルギーの強い紫外線です。

このように、紫外線は波長によって皮膚への損傷や負担も異なり、過度に浴びると
有害となるわけです。

一般的に肌性からは乾性肌を中心にシワ、シミ、アレルギー、ソバカス、ニキビなどの
トラブルのある方、また、体質的に肝臓や卵巣の機能障害、更年期障害、生理不順、
便秘症、胃腸障害、自律神経障害、アレルギー体質、栄養障害、薬の長期服用などの
ある方は、特に紫外線への配慮が必要です。
特に5月頃は自律神経によるバランスの崩れから紫外線の影響を受けやすい
時期でもありますので更年期障害やストレスによる疲れのある方は注意してください。

その他、冒頭でも述べましたように私たちの体は紫外線だけでなく日常的に
活性酸素による酸化作用を受けています。
活性酸素は体内の脂肪、タンパク質、アミノ酸、DNAなど相手かまわず酸化し、
その結果病気や身体的トラブルを招きます。
活性酸素の攻撃から身を守るシステムとして本来体には抗酸化物質
(スカベンジャー、掃除屋さん)が備わっています。
そしてそれらの種類は酵素、ビタミン、その他の抗酸化物質の3つです。
1)酵素は体内で合成されるスカベンジャーで
SOD(スーパーオキサイドディスムターゼ)、カタラーゼ、
グルタチオンベルオキシターゼなどです。
2)ビタミンは体の外から取り入れるスカベンジャーでビタミンC、E、B群です。
3)その他の抗酸化物質にはカロチノイド(β-カロチン)、
ポリフェノール(カテキン)、セレン(セレニウムという金属)があります。

体内で作られるスカベンジャーは年齢とともに減少しますので、健康を保つ上でも
バランス食(タンパク質、脂質、炭水化物)だけでなく、活性酸素除去物質
(スカベンジャー)をどれだけ取り入れられるかがポイントです。
つまり紫外線量の多い季節にはビタミンC、E、B群、カロチン、ポリフェノール
などを含む食品を努めて摂取することが必要になります。

紫外線はお肌においてもさまざまなトラブルに関連してきます。
灼熱感、紅斑、水泡(サンバーン)の状態から落屑、色素沈着まで日焼け対策も
さまざまですが、日焼け止めの乳液やクリーム、パウダリーファンデーションを
使用するのが一般的です。ただ大切なことは角質層内の水分バランスです。
水分をたっぷり含んだお肌は日焼けしにくいことでもおわかりのように、
お肌の水分補給は日焼け対策に欠かせない重要なポイントです。

キレイに洗顔した後、まず、化粧水や美容液で十分水分を補給、
クリームで保護し、下地を整えた上にパウダーやパウダリーファンデーションを
使用します。
特に日焼けしやすい方は十分な水分補給をした後に日焼け止め製品の使用法、
使用量を考慮し、上手に組み込むと良いでしょう。

日焼けのシステムは生物にとって大切なDNAを紫外線の障害から防ぐため、
メラニン色素の一時的な黒化や、色素細胞から、まわりの角化細胞へ色素補給が増加
する現象です。本来人間にとって重要な生態防御のシステムなのですが、
美観を含め、この季節の紫外線の強さはお肌にいろいろな悪影響を与えます。
くれぐれもスキンケアを怠らずに!

来週はQ&Aの予定です。再来週また、詳しい情報をご案内させていただきます。

    
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