今年は新年早々寒波の影響が強く、雪で難儀している地方も多いようです。 
東京近郊も降ったのでしょうか?何度も言っていますが、個人的に私は、 
雪が降っている景色が大好きです。先日は雪が降った後の仙台に出張となり、 
ちょっとがっかりでした!しかしそれより、今回の仙台出張は東北新幹線の 
アクシデントで東京駅に2時間半立ちっぱなしになり、もっとがっかり! 
でも、何もすることが無かったので、いつになく周りの人の様子をじっくり 
見ることができました。東北に帰る感じの人はけっこう薄着で、観光に行く 
感じの人は厚着です。仙台に到着後、一緒に移動しておりましたスタッフも 
同じ感覚を受けていたようで二人で笑っておりました。ちなみに私たちは厚着組 
でした。
寒さ暑さには苦手な方も多いと思いますが、寒い今年ということで、今回は 
冷え性と低体温について勉強してみましょう。冷え性と低体温は通ずるところも 
あるのですが、根本的には違いがあります。冷え性タイプは抹消血管の収縮や 
血行障害から末端の手足が冷たく感じる人がほとんどで、深部体温は正常に 
近い人がけっこう多いようです。そしてこのタイプの人は冷えている、寒いと 
いう感覚がとても強く、厚着する方や、カイロなどを使用する方が多いようです。
それに対し、低体温タイプは深部体温が36℃以下の人で、ご自分の手足の 
冷えや、血行の悪さを感じない人が多いのです。代表的な低体温タイプには、 
痩せ型、ダイエットをいつも気にしている人、自律神経の乱れが起こっている人 
(更年期やプチウツ)などが挙げられます。低体温かどうかのチェックとしては 
深部体温(内臓温度)を把握するのは難しいので、日常の体温でチェックします。 
起床時の体温が36℃以下の人は低体温と考えてよいので、ご自分の体温を起きて 
すぐにチェックしてみてください。
タイプとしては、寒い寒いといって手を擦り合わせる人は冷え性タイプの体表 
冷え性です。低体温タイプは、その方の手や顔に触れて、外出直後でも非常に 
冷たいと感じ「冷えてるね~」とか声をかけたときに「そうなのいつもなの」 
とか普通に答えが返ってくることが多いのです。その体温に慣れてしまっている 
というか、鈍くなっているのか、そこが大きな問題なのです。以前にNHKで 
低体温の中高年の突然死についてレポートがあったそうですが、やはり低体温 
については、できるだけ改善していかなければならないと思います。
そこで低体温から来るトラブルを考えてみましょう。 
・自律神経の乱れ 
・免疫機能の低下 
この二つは確実に起こります。そのため皮膚にもたらす影響も、肌荒れ、くすみ、 
シミなど老化に伴うトラブルは20代でも後半になると発生しやすくなります。 
また、回復しづらい成人型ニキビ(月経疹)も低体温体質の方は、内にこもって 
しまいさらに回復しづらくなります。そして便秘や下痢、それを繰り返してしまう 
痙攣性便秘や腹満や腹張、スッキリしない利尿などが現れます。肩こりや頭痛も 
当然起こりやすく、風邪などは回復しづらい体質になります。 
また低体温体質の方で、まれに手足のホテリを感じる方がいらっしゃいますので、 
起床時の体温で確認することは必要だと思います。そしてひとつ付け加えますと、 
ストレスや自律神経のバランスの崩れから、体が自然に作る痛み止めの役割の 
「脳内モルヒネ」が出にくくなり、痛みを強く感じるようになります。症状と 
しては膝や腰などの痛み、頭や歯が痛いなどの場合もあり、私も以前に相談を 
受けたことがありますが、50代のその女性は顔が痛いということでアドバイスを 
させていただきました。その方は見た目にはまったく赤味やトラブルが無く、 
しかし痛くて仕方が無いというお悩みでした。これも低体温と更年期が原因だった 
ようで、3ヶ月掛りで体質改善と肌慣らしによって血行を改善したことがありました。 
もし何となく心当たりがあるという方がいらっしゃいましたら、低体温を正常な 
体温に戻す努力は必要です。年齢が若く、いろいろなトラブルが発生していなく 
ても、36℃以下の体温ならば改善していきましょう。
大切なことは働く神経である交感神経と休む神経である副交感神経のスイッチの 
切り替えをするために、仕事や勉強が終わったらリラックスすることです。 
といっても、上手にできない方が多いので、次のことからはじめてください。 
・冷たいものを摂らないこと。果物や生野菜も摂るのは日中から夕方までです。 
・インスタント食品やファストフードをやめましょう。 
・牛乳は賛否両論ありますが、ホットミルクを飲むことが良いと思います。 
温めた牛乳は上手に体内を温めてくれ、トリプトファンというアミノ酸が脳内で 
セレトニンというリラックス物質(睡眠物質)を作る手伝いをしてくれます。 
牛乳のタンパク質による鎮静効果とカルシウム、鉄、ビタミンA、B、Cなどの 
バランスはリラックスと良い睡眠のためにとても効果的です。そして同じように 
トリプトファンを豊富に含んでいるバナナも良いでしょう。
そしてゆっくり、ゆっくり入浴して汗をかくトレーニングも忘れずにしましょう。 
そして12時前には寝る習慣をつけることにより低体温はかなり改善されます。 
これは冷え性の方も同じです。そしてホッカイロを一度にたくさん使用しないで 
ください。もし使用するならオヘソの下辺りと腰の仙骨「お尻にある逆三角形の骨」 
の上が全体に行き届く場所です。
ただし、異常な冷えや低体温を感じたら、やはり内分泌内科や甲状腺内科で 
血液検査を視野に入れることが大切です。 
今年はかなり寒さがきついので、参考にして冬を乗り切ってください!
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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な 
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう 
がんばってください。 
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を 
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。 
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