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NO.0800 豆知識 ー秋花粉とアレルギー ー

このところ秋晴れが続き、先日台風で中止になった伊豆七島の新島にも伺え
ました。天気の良い日のプロペラ機はとても気分良く往復出来ましたよ!
11月になりますとやっと秋花粉も終わりになってきます。春のスギ花粉症
ほどの発症はありませんが、秋花粉もなかなか大変でアレルギーのある方は
スギ花粉と同じようにつらいものです。9月10月の秋花粉は代表的なもの
にブタクサ・ヨモギ・カナムグラ・イネ科植物があげられますね!イネ科は
カモガヤ・ハルガヤ・アシ・ススキとたくさんあります。芝生の雑草にも含
まれますからアレルギーの方はつらいですね!ちなみに秋花粉は、北海道は
ほとんど飛散していないそうです。秋花粉もまた、風邪なのか花粉症なのか
わからないこともあり、スギ花粉ほどひどくない症状の方も多いので結構い
らっしゃるわりには今ひとつ話題になりません。予防もスギ花粉症と同じよ
うに花粉の飛散が終わるまでは鼻水・鼻づまり・目のかゆみ・皮フの敏感等
が起こりますから、マスクなどで防いだり鼻炎用の薬を処方してもらったり
対処していくのが一般的です。おもしろいのは「口腔アレルギー症候群」と
いって生の果物や野菜などを食べたあとに唇や口の中、のど、耳などにかゆ
みや赤み、腫れや痛みを感じる場合があります。これは特定の花粉との関連
があると言われています。アレルギーを引き起こす物質であるアレルゲンと
似た構造のたんぱく質を持った植物でかゆみや痛みを感じます。もっとひど
いときはしびれや顔面のはれ、呼吸困難などが出現することもあります。

これと似たアレルギーにラテックスを含んだゴムのアレルギーがあり、同じ
症状の為別名を「ラテックスフルーツ症候群」とも呼ばれています。また、
似た構造の食物でアレルギーを間違って起こしてしまう反応を「交差反応」
といい秋花粉では特に交差反応を起こす方が多いのも特徴です。例えば、ブ
タクサ・ヨモギのアレルギーの交差反応食物はメロン・スイカ・セロリ・バ
ナナ・ズッキーニがあります。イネ科食物はトマト・小麦・スイカ・メロン・
オレンジ・キウイ・ピーナッツがあります。ちなみにスギ花粉では、トマト
があります。北海道の花粉症の代表シラカンバはリンゴ・モモ・サクランボ
があります。もちろん口腔アレルギー症候群は花粉症でない人にも起こりま
す。
これは
・気管支ぜんそくの方
・即時型食物アレルギーの方
・薬剤アレルギーの方
・ゴム手袋で過敏症のある方 
はご注意くださいね。 ※出典:大澤陽子先生
口腔アレルギーの予防は、食べて30分以内に症状が出ることが多いようで
すが、反応が出たら食べない事が大切です。そしてアレルギーが分かってい
たら生で食べず加熱して頂くことが大切です。料理をすることによってアレ
ルゲンを感じなくなります。

アレルギーの話が続きましたので、アレルギー性皮膚炎の簡単な勉強をして
みましょう。アレルギーは皮膚からやってくる!という考え方があります。
その例にテレビでもさんざんCMしていた石けんによるアレルギーの例があ
ります。「グルパール19S」という加水分解小麦の含まれた石けんを使用
した方が洗顔時の目の粘膜や肌荒れ状態の皮膚から成分が侵入してアレルギ
ーを発症しました。確かにそうなんですね!皮膚のバリア機能が弱っている
方!例えばピーリングやスクラブも知らずに肌にキズを作ってしまったり、
コットンやパフの摩擦も原因になります。身体では虫刺されなどによるカキ
傷もアレルゲンの侵入につながります。ですから肌の弱い方は常に肌表面を
しっかり保湿しないといけない!ということになるのです!そして同じ環境
にいる人たちの中でアレルギーになる人ならない人の違いは何かというと、
簡単に説明すると細胞の中のTレグ細胞の多い人はアレルギーを起こしにく
いというデーターが出ています。Tレグ細胞は正式名称“制御性T細胞”と
いいます。アレルギーを起こす物質に対してアレルゲンを抑え込むことによ
ってアレルギーが発症しないという事なのです。Tレグ細胞ってすごい!こ
の細胞の多い人っていいなぁー!と思いますよね!そしてTレグ細胞を調べ
てみると増やせる事もわかってきました。
※日本人に一番多いダニアレルギー及びそれが原因の鼻炎の治療が舌下免疫
治療として2015年から保険適用で出来ます。
※昆布も有効であることがわかってきています。
ただこれは量の問題もあります。
そしてこれは以前にも紹介したことがありますが、谷口克先生の子供を花粉
症にさせない9ヶ条がじつに適切なのでもう一度紹介したいと思います。
1)生後早期にBCGを接種させる。
2)幼児期からヨーグルトなど乳酸菌飲食物を摂取させる。
3)小児になるべく抗生物質を使わない。
4)ネコ、犬を家の中で飼育する。
5)早期に託児所などに預け細菌感染の機会をふやす。
6)適度に不衛生な環境を維持する。
7)狭い家で子だくさんの状態で育てる。
8)農家で育てる。
9)手や顔を洗う回数を少なくする。
実に納得の9ヶ条です。8)は農家ではない方が多いですが、これも土との
触れ合いでしょう。谷口先生は幼児期でアレルギー体質が決定するとおっし
ゃってますから、これらはTレグ細胞を増やしてくれる9ヶ条として頭に入
れておきたいですね!
もう秋花粉も落ち着きますが、すぐにスギ花粉シーズンになりますから、各
アレルギーの参考にして下さいね!

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