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NO.0480 豆知識―昔からある皮膚の万能クリーム―

このところ出張が続いていたのですが、各地計算外の暑さ、私は秋の
服装というで、とにかくさんざんでした。汗だくの10月はホントに
想定外で、つら~い出張ウィークでした。しかしそんな10月でも
秋の花粉も結構ありますし、気温が落ち着いたらダニの大量発生も
起こっています。猛暑の後は何かと大変ですね!注意としては、
ダニの死骸が来春よりかなり浮遊しそうですので、アレルギーの
ある方は体を冷やさないように、温飲温食を心掛けてください。

さて今回は、昔からある皮膚の万能クリームの勉強をしてみましょう。
皮膚の万能薬といってもいろいろありますので、チョイスして勉強して
みますが、ピンと来るものがあるかもしれませんね!

まず日本の万能クリームといえばガマの油!筑波山のガマの油売りは
有名ですね!でも、ガマの油って何?と思いませんか?これが、
江戸時代には傷薬として一般的なものだったようで、切り傷、擦り傷、
やけど、しもやけ、何にでも効くという感じだったようです。
ガマの油売りは刃で腕に傷をつけ、ガマの油を付けるのが有名ですが、
成分としては、ごま油、とん脂、ロウを基材として、ヒキガエルや
ムカデを煮詰めたエキスを加え作っていたと文献にあります。
中医学ではヒキガエルの皮膚腺から分泌される乳状液は“せんそ”といい、
強い鎮痛、解毒薬として内服されています。外用は局所知覚麻痺や
止血効果があり、成分的にはステロイド化合物ですからその効果は
かなり高かったようです。

また伝承薬としては、馬油も有名ですね!昔から火傷の薬として使われ
ていました。現在のアトピー肌にもかなりのデータを持っています。
特にタテガミ部分の脂は最高級の馬油といわれ薬効が期待されています。
データ的にも、馬油には動物油にはほとんどない不飽和脂肪酸のリノレン
酸やリノール酸が63%以上含まれているので浸透性が高く、毛細血管
にも到達します。また酸化防止力が高く、油分が空気を遮断しますので、
菌を油に封じ込めて活動を防止し、化膿防止効果が高くなります。
「我馬(がま)の油」ともいわれ、ガマの油として売られていたことも
あるようです。(現在もあるようです)

それではこのような伝承的なもの探して世界に目を向けてみると、
二つの代表的な物が気になります。ひとつはやはりオリーブ油の歴史に
目を向けなければなりません。オリーブ油についてはよくご存知の方も
多いと思いますが、イタリア、スペイン、ギリシャなどで食用、化粧品、
薬品などに使われていて、酸化しにくいオレイン酸を多量に含み、エキ
ストラバージンオイルが高品質とされています。そのまま肌に使用して
エッセンスや手あれなどにも効果的で、食用として生のまま食べることも
できます。データとしても悪玉コレステロールを減らして、肌と体の代謝を
高めるオレイン酸、血行促進、若返り効果が期待できるビタミンE、癌や
動脈硬化予防が期待できるβカロチンなどが含まれています。あまりにも
有名なオリーブオイルですが、やはりかなりの効果が期待できそうですね!

そしてもうひとつ勉強したいのが、知っているようでよく知らない、
シアバターというオイルです。シアバターといえば、あるメーカーの
トップ商品名なのですが、先ず天然成分ということ、そして効果もかなり
期待できるのは想像できますが、いまひとつなじみが薄い成分に感じます
ので今日は改めて勉強してみましょう。シアバターはシアバターノキという
常葉小高木の種子から採取されるもので、赤道直下の西アフリカ、中央
アフリカのサバンナ地域で、年間降水量1000mm以下のヤシ類の育た
ない地域の貴重な油脂だそうです。木の寿命は約200年、花を咲かせる
までに約20年、しかも3年に一度しか実をつけない樹木なのです。
すごい樹木ですね!現地では神秘の木としてあがめられる神聖な木で、
全ての管理は女性だけが行なっています。シアバターノキからシアバターと
いわれる白いクリームを作り出すのには、今でこそ機械作業もするように
なりましたが、全てが女性の手作業で、すりつぶす、火で長時間煎り粉状に
する、水を加えてこねるという作業を行い作っていきます。アフリカの
ハーブともいえるものなのです。

このシアバターは1992年ロクシタンの創業者オリビエ・ボーサンが
現地女性の肌の美しさに気づき、商品化したのがシアバターを世界的に
広めるきっかけになりました。不思議にボディショップ創業者も同じ
1992年にシアバターに出会っているそうです。成分的にはビタミンA、
B、C、E、F、K、カルシウム、鉄分、タンパク質、脂肪酸などの
体に良い成分が豊富に含まれていてシャンプー、トリートメント、ボディ
クリーム、リップクリーム等と幅広く用いられています。特筆する点は
赤道直下の強い紫外線を避けるため現地の人はシアバターをUVケア
(紫外線対策)として使用しているという点です。安全性と高い皮膚保護
作用を兼ね備えたUVケアというわけです。

いかがでしたか?長い年月ずっと愛され続けた代表的な皮膚クリームを
勉強してみました。やはり歴史のあるものには伝承されるストーリーが
あるんですね!今日は温故知新をよーく考えてみる勉強でした。

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毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。

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