冬|豆知識ー香ー|毎週配信シェルクルールのメルマガのバックナンバー。

HOMEお知らせ・キャンペーン情報よくある質問運営会社

メルマガバックナンバー

HOME > メルマガバックナンバー > > NO.0672 豆知識ー香ー

NO.0672 豆知識ー香ー

新年のあいさつで忙しかったのもつかの間、もう一か月経ってしまいますね!
インフルエンザも流行しているようで、私の周りでも新年からずいぶんインフ
ルエンザに感染した人がいます。風邪とインフルエンザではインフルエンザの
方がとても重い病気のような気になりますが、現在のインフルエンザは検査で
陽性が出ればすぐに専用の薬をもらい、きちんと服用すると3日くらいでずい
ぶん楽になり、5日くらいでしょうか、普段の仕事に戻れるまでに回復する方
が多いようです。それに比べると風邪は、体が体質、ストレスなどによりこじ
らせてしまうと長引く方がとても多いようです。どちらもできれば避けたいの
ですが、そうもいかない場合もありますので自分自身の養生をしっかりしてい
かなければなりませんね!現代社会におけるストレスを考えてみますと、その
解消方法も同時に考えなくてはなりません。例えばアロマもその一つですが、
日本人の体質、生活では“香り”を忘れてはいけないと思います。昨日、お世
話になっております水戸の漢方薬局様がお土産に京都松栄堂のお香を持ってき
てくださいました。水戸のお店では新年来店されるお客様に歌会始で使用する
御題香を差し上げていらっしゃいます。今年は“本”という御題でしたので、
“本”という創作香をプレゼントされていました。アロマも中々良いですが、
日本人として今日は“香”の勉強をしてみましょう。

我が家では香ではありませんがお仏壇に毎朝線香を焚きます。その線香も香な
わけですが、私はちょっと贅沢に好きな香りにしています。線香も少し高くな
るときちんと天然香木から作られており、お手軽なものは合成香料だそうで、
毎日毎日のことなので昔ながらのものにしています。ここまでで、とても身近
であるお線香も天然と合成があるということに気づいていたでしょうか?アロ
マも同様にピュアなオイルはとても良い香りで安らぎますし、香りも中々深い
ものがあります。

香の歴史としては仏教伝来の飛鳥時代から基盤ができ、平安時代に仏教と切り
離されて趣味として花開いたようです。身近なものでは匂袋といってお土産屋
さんでも手軽に購入できるものもあれば、粉末にして身を清めて寺院や神社を
参拝するときの塗香というものもあります。匂袋や塗香は加熱せずに使用する
香です。加熱するものは線香といって粉末を混合して形を作ったものからなり、
スティックやコーン型、渦巻き型などがあります。香を作るのにはアロマの天
然精油とは全く違い、薬種、香原料が使われます。薬種は漢方原料にも使われ
るもので、香りからの効果というポイントはヨーロッパのアロマと同様に考え
ていただけるのではないでしょうか。その代表的原料は…、
丁字(チョウジ):防腐、健胃
ウコン:健胃、食品染料
甘松(カンショウ):鎮痛、健胃
カッ香:防虫、解熱
没薬(ミルラ):鎮静、鎮痛(古くはミイラづくりの防腐剤)
乳香(ニュウコウ):香料(最古の香料の一つ)
龍脳(リュウノウ):防虫、防腐
桂皮(ケイヒ):生薬として多く用いる
その他、貝甲香(カイコウコウ)や一角(イッカク)、ジャコウや牛黄(ゴオ
ウ)など漢方でおなじみの薬剤や香木として伽羅(キャラ)、沈香(ジンコウ)、
白檀(ビャクダン)など日本の香りの礎となっている香木もありますね!非常
に高級品です。

また、「六国五味(リッコクゴミ)」といって、香道では酸(酸っぱい)、苦
(苦い)、甘(甘い)、辛(辛い)、鹹(塩からい)という味を伽羅(キャラ)、
羅国(ラコク)、真那加(マナカ)、真南蛮(マナンバン)、寸聞多羅(スモ
タラ)、佐曽羅(サソラ)の六種の香木のブレンドで化学的ではなく体感的手
法で香りを作って伝承されてきたのです。実に奥深いですね!

専門的な長尺線香は経文を唱えたり座禅を組んだりするとき、一本が燃え尽き
るまでと時間を計るためのものであり、70cm6時間というものもあるそう
です。一般には焼香も仏事の感じがしますが、専門店で本当に良い香を選んで
自宅で楽しみ、リラックス効果を高めながら血行促進や鎮静作用が期待できる
ので本物に巡り合ってみるのもお勧めです。私も何度か日本で一番地価の高い
銀座のお店やその他専門店に伺いましたが、歴史を感じさせるところは中々接
客はしてくれない感じがしますので、逆に質問をしてみた方が良いと思います。
アロマ専門店とは全く異なる敷居の高さは否めません。その中では、京都の二
年坂辺りにある専門店さんはとても感じが良く、いろいろ教えてくれ、快く購
入できる明るい感じのお店でした。

香道というと格式の高さを感じますが、日本のアロマと考えて是非一度ラベン
ダーや桜、ローズなど合成でない本物の香を焚いていただきたいと思います。
今回は年も明け日本人の体質習慣にマッチした香の勉強でした!是非参考にし
てくださいね!

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
毎日のお手入れや、生活習慣の改善は大変なことですが、後天的な
トラブルは必ず改善しますので、いいリズムを習慣化するよう
がんばってください。
また、ご質問の際、肌の状況、生活、食習慣、年齢など詳しい情報を
いただければ、それだけ適切なアドバイスができるかと思います。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
  ★☆★『お肌の学校』バックナンバーはここから ★☆★   
  http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼
  淳子先生の『お肌の学校』でおなじみのシェルクルール化粧品!
           お取扱店情報はこちらから
     http://www.cher-couleur.com/shop/index.html
      お問い合わせは info@cher-couleur.com
▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼△▼ 
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発行・編集:株式会社ヴェルジェ http://www.cher-couleur.com/
〒104-0042 東京都中央区入船2-7-4
『お肌の学校』はverger,Inc. の商標登録です。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
シェルクルール化粧品の取扱店をホームページ上でご紹介しております。
お気軽にお問い合わせ下さい。
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
登録・削除・バックナンバーは
http://www.cher-couleur.com/mailmagazine/index.html
お問い合わせは info@cher-couleur.com

Skin Care School 淳子先生の『 お肌の学校 』は、インターネットの本屋さん
『まぐまぐ』、『melma!』を利用して発行しています。

まぐまぐ http://www.mag2.com/  ID:0000041844
melma! http://www.melma.com/ ID:m00013953
______________________________________________________________________
※本誌に掲載された記事を許可なく使用することを禁じます。

prev

next

HOME | “シェルクルール化粧品”とは | シェルクルールのこだわり | 取扱店舗・運営会社案内 | お肌の学校TOKYO | メルマガバックナンバー | よくあるご質問 | お問い合わせ

Page Up